アコースティックバンド「O Som do Silêncio(通称ソンシレ)」のメンバーと共に、横浜市内の某小学校に行ってきました。
ぐっと気温が下がり、暖房のない体育館はなかなかの寒さでしたが、当日の会場入りからセッティング、サウンドチェックを経て本番まで45分しかない!というタイトスケジュールのおかげで(?!)、寒さを感じるどころではありませんでした! 事前にステージ周りを確認していてほんとによかった💦
無事本番。
5時間目は3年生向け、6時間目は4年生向けで、 各学年約150名(オンライン含む)でした、
以前平塚の小学校で講演をした時は、学校からこういうテーマで進めて欲しいという具体的な要望がありましたが、今回は特になかったので、学年目標を伺い、ボサノヴァの音のカラフルさ(多様性)とリズム(協調性)を感じてもらうことに主眼を置きました。また、少しだけスペイン語や英語の曲も入れました。
リズム体験コーナーでは、子どもたちのステップと手拍子に先生のバイーアバスドラムが加わったリズムに合わせて「A Felicidade 幸せ」を演奏しました。
途中「自由に動きまわってOK」な合図と「元の位置に戻る」の合図を出したところ…
意外な展開になりました。
自由タイムでは3年生は予想していた通り、ステップと手拍子で動き回っていましたが、4年生の回では、自由タイムサインを出した瞬間、すごい人数の子どもたちがステージの下に集まって手拍子を始めて、突然ロックのライブ会場さながらの雰囲気になりました!そして、「元の位置に戻る」の合図でちゃんと戻ってくれました!
次の自由タイムの時には「今度はステップ踏んでみてね~」と声をかけましたが、またしても同じ展開になり、「元に戻る」合図を出すとみんなステップを踏みながら戻りました。
動きに違いがあって面白かったー!
座って聴いてくれている間の反応もそれぞれで、一人、天使のような笑顔で全身を揺らしながら聴いてくれていたお子さんがいました。
演奏後先生からこんな話を聞きました。
「普段の音楽の授業は興味を示さなくて放浪癖もある子なのに、あんなに嬉しそうに反応した様子を見たのは初めてで感動しました」
また、あるお子さんは、座って聴いてもらう時でも歩いていて、2回ほどステージ近くに来て私の目をチラッとみてくれました。
1回目はちょっと警戒した感じ。
2回目ははにかんだ感じ。
心が通い合った感覚がありました。
先生曰く、初対面で距離を縮めた上、目を見てくれたのは特別だったようです。
子ども達それぞれが自分の感性の波長に従って素直な反応を示してくれて、このお仕事をお受けして本当によかったと思いました。
演奏後、感想をその場で伝えてくれる時間があり、「気持ちよかったです!」「リズムに乗って歌っているのがとてもよかったです!」「私もいろんな国の言葉を勉強してみたいです!」など、言葉にして表現してくれました。
会場を後にする時、たくさんの子ども達が笑顔で手を振ってくれて、「また来てねー!」と言ってくれました。
教室に戻ってからも、
「歌手になりたーい」
「きれいだった〜」
「テツさん(ベース吉澤哲史)ナベさん(ギター渡邉美雄)みたいになりたい」
などと話してくれていたそうです。
「子どもたちに生演奏を聴かせたい」という先生の想いを届けるミッション、完了しました✨
おつかれさまのお茶会(約一名は飲み会)
タイトな準備時間に加え、5分のインターミッションのみ、90分通しの強行スケジュールをよくぞこなしてくれました!ナイスチームワーク!
ソンシレとしての初仕事を無事に終え、今後のスケジュールを確認しました。
レパートリー曲はこれまでとはガラッと変わる内容になると思いますが、焦らずじっくりと育てていこうと話しています。
オリジナル曲にも挑戦していきます!
テーマは、「平和、命、愛」です!