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義務教育最後の体育祭

雨だった天気予報が直前で変わり、昨日、予定通り娘の学校の体育祭がありました。


新型コロナウィルス感染状況悪化傾向にある中での開催は今後どういった影響を与えるか心配は残りますが、開催されたことにひとまず喜びを感じています。


夫はたまたま出張で毎年楽しみにしていた撮影ができませんでした。夫に代わり、望遠一眼レフカメラを両手に携え、一人撮影隊は悪戦苦闘しながら何とか重責を果たした、と思います…💦 動く被写体を撮るのは難しかったなあ〜〜〜💦


今年も喜びと悔しさと沢山の感動がありました。

集団の中で同調を強いるのではなく、一人一人が尊重されるにはどうしたらいいか娘は真剣に悩み考え、家を出る直前まで悩んでいたことに対して、最終的に自分で答えを見つけて行動に移した姿をファインダー越しに確認し、とても誇らしく思いました。


娘は運動が好きで、6歳で硬式テニスを始め、8歳の時にアカデミーへの入校をすすめられ、昨年まで所属していました。

11歳の時先天的に抱えていた身体トラブルが発出し、それ以来スポーツ整形外科にかかりながらテニスに打ち込んできました。やる気とは裏腹に症状は悪化し、ついに外科手術しか選択肢がないとドクターから言われ、精神的にも辛くなり、アカデミーのコーチとじっくり話をして気持ちに区切りをつけ、一旦テニスから離れる決断をしました。


走るのも好きです。

5歳の時に、小学生に混ざって陸上クラブに参加させてもらうようになり、小学生になってからは運動会のリレー選手に選ばれたり補欠だったりを繰り返しました。テニスアカデミーに入ってから陸上クラブは退会しましたが、その後もたまに練習に参加させてもらっています。クラブの皆さんはとても温かい方々ばかりで、退会後も変わらず娘の成長を見守り続けてくださっています。本当に有難いです。


去年は身体トラブルが悪化して走れませんでしたが、今年はサポーターとテーピングをつけてなんとか選抜メンバーに入りました。ところが、トレーニングのブランクと身体の成長で思うように走れませんでした。リレー後に泣きじゃくる娘をファインダー越しに見て胸が締め付けられました。すると、そんな娘を周りの友達がしっかりと受け止め支えてくれて、心配は感謝に変わりました。もう、親の出る幕はなさそうです。娘は助けてくれる周りの存在の有り難さを実感したと思います。そして悔しさとチームメイトへの申し訳なさはきっとこれからの彼女の力になると信じています。


クラス対抗戦で娘のクラスは1位にはなれませんでしたが、大事なのは勝ち負けではないと証明してくれました。大縄跳びではクラスの団結力が見事に発揮され、男子は制限時間内に一度も止まることなく飛び続けるという快挙を成し遂げました。娘は「男子はゾーン入ってて、もう鳥肌超やばかった〜」と感動を露わにしていました。合間の掛け声からも雰囲気の良さが伝わってきて、この子たちはかけがえのない時間を分かち合っているなあと感動しました。


毎年一緒に観てきた友人Yちゃんが「私たちを見上げていたあの眼差しが懐かしい。大きくなりましたね〜」としみじみ言いました。その言葉を聞いて色々な想いが込み上げ、胸が一杯になりました。亡き両親もまた、きっと同じような気持ちで姉と私を見守ってくれていたんだろうなあと思いました。


これまでは、撮影を夫に任せ、私は肉眼で娘の姿を見て応援に集中してきました。

今年はそうはいかなかった反面、望遠で娘の細かい表情を観察し、違った楽しみを味わいました。常に、撮り損ねたらどうしようという緊張下にはありましたが💦


汗をかきかき撮影した渾身の写真(出来はともかく)を披露したいところですが、SNSをはじめとするネットへの学校行事の写真アップは公開非公開に拘らずかたく禁じられているため、代わりに、義務教育最後の体育祭弁当をアップします。毎年運動会と体育祭に必ず作ってきた唐揚げ弁当です。今年はとりわけ熱が入りました。普段の弁当と見た目大差はありませんが😅


母からのエールを小さなハートの串に込めました🥰


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