これまで、音楽を通して沢山の素敵な出会いに恵まれました。
男性ブラジル音楽ボーカリスト祐生カオルさんとお会いしたのはまだほんの5回ですが、祐生さんとは様々な点が線で結ばれ、音楽関係のつながりの中では非常に稀有なご縁となりました。
実感したのは、2回目のリハを拙宅で行ったときです。
お忙しいだろうから、あまりお時間とってはいけないとすぐリハに入ろうと思ったのですが、とはいえ、コーヒーでもと思い、用意してピアノの近くに持っていこうとしたら、祐生さんが、「少しゆっくりしましょう。」と、ダイニングテーブルの方に移動してくれました。
音楽の話題から様々なテーマに発展し、話しが弾みました。ふと我に返って「お忙しいでしょうからもう始めますか?」と言うと祐生さんが「もう始まってますよ。コーヒー飲みながら会話もできない相手とはデュオなんてできませんよ。」
ドストライクに響きました。
そのお言葉が祐生さんのお人柄全てを物語っていました。
そのまま会話は互いのバックボーンに共通する話題へ次々とノンストップにうつり、娘も加わり夕食を一緒に食べてその合間に歌を合わせてリハは終わりました。ごはんよそいながら「3月の雨(Águas de março)」を掛け合いで歌ったのはとても楽しかったです!
隣の部屋で聴いていた(聞こえていた)娘が「すごい声の人だねー。お歌上手いねー。考え方もお母さんと似てるね。」
私と同じ感想を抱いたようです。
祐生さんの一端を知ることのできたあの時間のお陰で、祐生さんがステージに来てくださったとき心から安堵感を感じ、伸び伸びとご一緒に歌うことができたのだと思います。そういう下地が非常に大事であることを学びました。
祐生さんは普段はキーボード弾き語りのスタイルで演奏されていて、今回は選曲も含めて変則的であるにもかかわらず、流石の風格で見事なパフォーマンスを披露してくださいました。おかげでデュオは大好評でした。
声量は全く違いますが、声質が合っていてハモリが心地良いと言われました。
祐生さんに触発されたこと、音楽面のみならず、音楽以外の仕事の面でも一杯ありました。
自分にとって何が一番大事か。再考するきっかけを与えてくれました。
祐生さんとは、初夏〜夏頃に再演できればと考えています。
一緒に歌いたい曲が一杯あるので、レパートリー増やして準備しておきます。
私の声は低音に魅力がある、と祐生さんは仰って下さいました。
再演までにトレーニングを積み、低音をうまく響かせ、力まずに声量全体を上げて、少しでも祐生さんのボリュームに近づけるよう(一生かかっても無理かな~)がんばりたいと思います!
ここでお知らせです!
明日2月15日(金)、祐生カオルさんのリーダーライブが表参道プラッサオンゼであります。
詳細はこちらのページから!
https://www.facebook.com/events/340934633164169/
祐生さんの演奏をたっぷりお楽しみいただけるチャンスをぜひお見逃しなく!!