大事な仲間の命日。
2年前、訃報を受けた時、私の人生は変わった。
それまで、A面しか見れていなかったことに気がついた。B面を知らないまま、世の中を知った気になっていた。
仲間がいなくなり、一人ぼっちになった。
その時、19年前のことを思い出した。
あの時も何をどうすればいいのか見当がつかず、暗闇の中で一人ぼっちになった。
でも逃げなかった。
何があっても逃げさえしなければ、踏ん張れば、必ず道は開けると信じた。
次第に仲間が増えていった。
やめなくてよかったと心底思った。
何もないところから始めた当時を思い出し、奮起した。
再び少しずつ前に進めるようになった。
見えなかった世界が見えるようになった。
希望の光が見えた。
来年は旅立った仲間に、今年よりもっといい報告をしたい。