昨日はNPO法人リンパ管腫と共に歩む会のオンライン年次総会でした。 人前で長く話したのは久しぶりで超キンチョーしました~💦
昨日の議題の一つだった今年度の予算には、一時支援金受給を見込んだ額を計上しました。
当会は100%助成金と寄付金で運営しています。
一昨年、NPOスタッフさんの尽力のおかげで企業の助成金対象に選ばれ、そのおかげで去年は持久化給付金も受給できて、現在、一時支援金申請の結果を待っているところです。 持久化給付金は不正受給者が大量に出て問題になったので、今回は税理士や行政書士などの有資格者か、銀行や商工会議所などの確認事業者による面談形式の事前確認が必要になりました。
面談後、申請要件を満たしていると判断されると、確認事業者はHP上の申請画面に番号を入力し、申請が完了します。
厄介だったのが、確認事業者を自分で探さなければならなかったことです。
一時支援金のページ上で検索はできますが、検索ページに表示される確認事業者が全て無料で対応してくれるとは限らず、また面談に応じるかどうかも直接問い合わせてみないとわかりません。
事務局に電話をしたら、無料で対応している可能性の高い確認事業者の名前と電話を口頭で教えてくれました。その情報源は検索画面のそれとは違うらしいです…
「もしダメでしたらまたほかの事業者さんを紹介しますので、お電話ください」と言われました。
なんと無駄の多いことだろうと思いつつ、教えられた通り連絡をとってみたところ、
「うちは顧問契約している事業者さんのみです」と断られました...(溜息)
私が断られた確認事業者です。
商工会議所(会員になればOK)
銀行(融資の取引があればOK )
税理士(顧問契約していればOK)
再度事務局に電話をかけて情報をもらいました。
当初は無料で対応していても、問い合わせが集中して断っている事業者もいるとのことでした。
聞いているうちにアナログ対応を強いられているオペレーターさんが気の毒になってきて、
「せっかくHPには検索画面があるのに本当に必要な情報は電話で確認しなければならないなんておかしいと思いませんか?あなたがたも大変ですね」と言ったところ、
「できるだけはやく支給するのが目的なのでやむを得ません。システム整備を待っていたら時間がかかってしまうので...」というようなことを言われました。
もっともらしく聞こえますが、国のIT能力の低さが原因でオペレーターが大量に必要となり、その分税金が人件費に投入されています。
なんでこんなにITに弱いんですかね、我が国は...(溜息)
Twitterで検索したら、#事前確認難民 というハッシュタグをみつけました。
みんな苦労しているんですね… どうにかこうにか、信頼できる行政書士の確認事業者をみつけ、NPOと個人事業と両方オンラインで面談を受け、申請は完了しました。
事前確認は沢山の書類を一つ一つ確認しなければならない相当手間のかかる作業です。国から確認事業者に支払われる手数料が一件たったの1000円だなんて、いくらなんでも安すぎます。ボランティアも同然です。
国は確認事業者の善意に甘え過ぎていると思います。
ツッコミどころ満載の一時支援金申請手続きを完了し、個人事業の方は申請から1週間で支給されましたが、NPOは2週間経過しても待ちの状態が続いています。
「寄附型NPO」向けの申請は中小企業や個人事業者用と違うため、それが理由で時間がかかっているのかなあ~と思いつつ、 アナログな対応と引き換えのスピーディな支給はどうなったんだ?と、頭の中はハテナマークが一杯です。
一時支援金を必要としている全事業者のために、国は人海戦術に頼りすぎず、デジタルの力を借りて早期支給を進めてほしいものです。
一時支援金申請は明日までです!