スペイン語圏の中でもずば抜けてジェスチャーの種類が多いのがアルゼンチンだ。 一説によると、イタリア系移民が多いから、とのこと。
空港で大げさな身振り手振りをしている人がいたら、イタリア人かアルゼンチン人のどちらかに違いない、と言う人もいる。
8月のパラ事前合宿で一緒に仕事をした日系アルゼンチン人の通訳さんと、この話題で盛り上がった。
顔を合わせるたびに「Midoriさん、また一つ(ジェスチャーを)思い出したよ」と嬉しそうに話してくれた。
「あ~それ、あったあった~」と思い出しては頷き合うのだが、他の通訳さんには全く通じなかった。
ジェスチャーは、その国の人々の生活に入り込まないとなかなか身につきにくいものだ。
ブエノスアイレスから帰国した当時「動きが大げさになった」と言われた記憶がある。
一方、ブラジルには短期滞在しか経験がないので、ふと、ブラジル人独自のジェスチャーを知らないことに気づき、早速調べてみた。
ブラジル人がよくやるというジェスチャーが8つ紹介されている動画をみつけた。
アルゼンチン人のジェスチャーとは一つを除いて殆ど被っていない。 ポルトガル語がわからない方がみても理解できるように、 番号順に日本語の説明を付記してみた。
外国語は苦手~というかたでも、ジェスチャーを使ってブラジル人と会話できるかも!?
Jóia/OK/Tudo bem(OK!いいね!)
Tou nem aí /Não me importo/Não ligo (私は気にしないよ)
Anda logo/Estou com pressa/Vamos (はやくして。急いでいるんだから!)*アルゼンチン人と同じ
Sai daqui/Xô/Vaza (どっかいけ!)
Não aguento mais/Estou de saco cheio/Estou por aqui(もう我慢の限界!うんざり!)
Muito cheio/Muitas pessoas(混んでる~~)
Depois/Mais tarde (あとでね!)
Estou ferrado(fo....) (まいったな~の悪い言葉バージョン )*アルゼンチンだと、例えば議論している相手に対してこの動作をやると「もう終わり!」という意味らしい。あまり使ったことも使われたこともない。