先日、ある筋からポルトガル語の仕事のお話を頂いた。
残念ながら条件が合わなかったので成立しなかったのだが、オファーの内容を通して、ブラジル・サンパウロに、建築家隈健吾氏の作品があることを知った。
その名も「JAPAN HOUSE」
外務省が2017年に始動した「日本文化の今」を発信する海外拠点の第一号なのだそう。
早速ググってみたところ、木のファサードが特徴的な写真が一杯でてきて、すぐさま興味をかきたてられた。
以下、隈研吾建築都市設計事務所のHPより引用。
ジャパン・ハウス サンパウロ ブラジル、サンパウロ 2017.2 多目的ホール 2244.03 m2 外務省による日本文化の海外発信拠点としてスタートしたJapan House プロジェクトの第一号。 サンパウロの中心街パウリスタ通りに面する銀行の支店を改修し、木のファサードと和紙のインテリアを持つ、暖かな「文化の家」が、大都市の中に出現した。 都市の中に森が生まれたようなオーガニックなファサードは、木曾ヒノキの線材をランダムに組み、カーボンファイバーで補強することで実現した。鉄の7倍の引っ張りの強度を持つカーボンファイバーを用いることで、支柱なしの大スパンが可能となった。インテリアはアルミ製エキスパンドメタルを和紙の原料となる液体状のコウゾに漬けて作られたメッシュを用いた。和紙でできた雲のようなメッシュで、空間はやわらかく覆われた。和紙作家小林康生とのコラボによって、現代的でありながらも、和を感じさせる透明な空間が生まれた。 ミュージアム、レクチャースペース、ショップ、レストランからなる複合的空間は、サンパウロの新しい観光スポットとなった。
日本の伝統技術と最新建築技術、日本とブラジルが融合した外観及び内部空間の建物で、写真や動画を見るだけで建築好きの血が騒ぐ。 和紙のようなパーティション、うちにも欲しいなあ(独り言)。
いつか実物をみに訪れてみたい。 さて、ここでブラジル・ポルトガル語ワンポイントレッスンを! 以下に紹介する動画の2番目にも出てくるが、ブラジルでは、日本の1階を地上階(andar térreo)、2階を1階 (primeiro andar)、3階を2階(segundo andar)と表現する。 ちなみに、アルゼンチンも同じで、慣れるのに時間がかかった記憶が…。 ブラジルを訪れる際は、2階に行きたいのに3階だった!なんてことがないようにくれぐれもご注意を^^