全身が震えるほどの感動をおぼえた昨夜。
ブラジル人ピアニスト、André Mehmari(アンドレ・メマーリ)のソロコンサートに行ってきました。
最初の一音が聴こえた瞬間から「来てよかった」と思えて、終わるころには深い深い喜びが全身を包んでいました。
曲と曲を繋げながら独自のアレンジで即興演奏するメマーリのスタイルはソロならでは。
「人がそれぞれ違うように曲も違います。私は1曲だけを演奏するのではなくて曲をコネクトして演奏するのが大好きです。」と語っていました。
まるで人と人の心をつないでるような包容力を感じました。
ドラえもんのポケットのように次から次へと新しいものが飛び出してきてドキドキワクワクしたかと思うと、今度は全く違う部屋に連れていかれて深海の底にいるかのように音の中に静寂を感じたり切なさと哀しみで涙がにじんだり。
ピアノと完全に一体化して時に天井を見上げたり時に客席に視線をおとしながら弾く姿をみていると音の世界を一緒に飛んでいるかのような解放的な気分にさえなりました。 初めての感覚でした。
音楽ってこんなに自由でいいんだと気づかされました。
CDやネットではわからない音の微細な強弱の変化や柔らかさにも心を奪われました。
クラシックの楽譜記号ではとても表現しきれないほどレベルが無数にあってタッチも変幻自在。もし自分がピアニストだったら間違いなく彼の才能に嫉妬していただろうと思います。
オリジナルばかりかと思ったら意外にもMilton Nascimiento、Dorival Caymmi、Egberto Gismonti、Hermeto Pascoalなど、ブラジルを代表する偉大な音楽家の作品をプログラムに織り交ぜていました。
アンコールの後も拍手がなりやみませんでした。会場中が魔法にかけられたような空気が流れていました。
会場をあとにして音楽友達の百合恵さんとたっぷり余韻を味わいました。
通りすがりに百合恵さんがみつけてくれて入ったお店があまりにも美味しくて、感動が増幅してすごいことになりました❣️ これは想定外!
沖縄出身のオーナーシェフ、フランコさんが厳選した食材を使った料理がどれもこれも感動的で、食べたことのない野菜やソースや食感のものがズラリ。 紫にんじん、まこもだけ、紫パプリカ、黒かぶ、ドイツ由来種のじゃがいも、沖縄産のゴーヤ、牛メガネと呼ばれる部位を使ったコロッケ、等々。また、つまみにと、生の落花生を2時間ゆでたものをさりげなくだしてくださったり大変心地よい接客でした。
自家製のパンもふわふわでおかわり自由。最初パスタも頼んでいましたが、この二皿でおなか一杯になってキャンセルしてしまいました😢
パスタも絶対美味しいに違いありませんでした〜💦
そのほかのメニューも全部制覇してみたいです~!!
2人して「何この美味しさ~~~💖」を連呼してました😍
まだオープンして半年だそうです。
誰にも教えたくないけど、ずっと長く続けていただきたいので、宣伝します!
目黒区柿の木坂1-3-11
03-6421-1218 お値段もかなりリーズナブル。
予約を取りにくいお店になるのも時間の問題かもしれません♪