毎日のルーティン。
朝起きてまずお湯を沸かす。
人肌まで冷ました白湯をゆっくり飲む。
先日、広島に住む姉から同じく毎日白湯を飲んでいること、白湯を作るのに「鉄まんじゅう」を使っていることを聞いて、いいなあと思い、私も「鉄まんじゅう」なるものを早速調達してみようと思った。
しかし、検索したところで思い留まった。
何か鉄まんじゅうに変わるものは家にないだろうか?
以前の私ならすぐネットでポチッと注文していたところだが、今は違う。
できるだけものを増やさず、あるもので代替品を探す努力をするようになった。
きっかけは、田舎のことを考え出して、自分で井戸を掘ろうと思って買った本との出会いだ。
手軽に調達できる道具を使って打ち抜き井戸を掘る方法が書かれているのを読んで、次から次に新しいモノに頼っていた我が身を顧みた(井戸掘りについては、折を見てゆっくり書こうと思う)。
話を鉄まんじゅうに戻す。
何かないかなーとキッチンを見まわして、最強アイテムを発見した。
南部鉄瓶だ。
20年以上前に夫が岩手で買ってきたもので当時は良く使っていたが、重いし、取っ手を素手で持てなかったり、湯を入れっぱなしにして放置できなかったりと、なにかと面倒なことを煩わしと思っていた当時の私は段々とケトルに手を伸ばすようになっていき、南部鉄瓶は引き出しの奥に鎮座するようになった。
久しぶりに使ってみると…
白湯の味が全く違う!
何とも言えないまろやかな味になっている!
改めて南部鉄瓶の効能を調べてみると…
鉄分摂取に最適と書かれたページを見つけた。
一週間続けて、もうケトルの白湯には戻れなくなった。
何気ない会話から生活を豊かにするヒントをもらう。
そういう時間を大切にしたい。