中学に入学した頃の娘は食べ盛りで、
弁当の量が足りないと言うので、売り場で2番目に大きい弁当箱を買った。
1番目のはお茶碗三杯分入る容量だった。
去年に入り、食欲のペースがやや落ちたので元のサイズに戻し、今日、更に一回り小さい私の弁当箱に変えてほしいとリクエストがあった。どうやら成長のピークは過ぎた模様。
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受験生なので、体調管理には十分気をつけている。
といっても、食事の支度と、ガス抜きのお喋りくらいしかないのだが。
「してやれること、もう何もなかったかしら」
「おかあさんの唄」のフレーズが頭にうかぶ。
すこーしずつ、してやれることがなくなっていくのは寂しいけど、娘の成長を感じられるのはこの上なく嬉しい。